プライベート重視の薬剤師が選んでいる働き方とは?
- 2016年05月20日
- 薬剤師
薬剤師は、比較的高収入ですが、その分忙しく、プライベートな時間の確保が難しいと思われがちです。
しかし、小さいお子さんがいたり、結婚して環境が変わったなど、色々な事情からプライベートを重視した働き方を希望する人は少なくありません。
そこで、プライベートを優先しながら、薬剤師として働く方法をご紹介します。
「薬剤師の休日はどうなっているの?」
薬剤師の勤務条件を見てみると、
勤務する場所や業種によって若干異なっているようです。
そこで、業種別に勤務時間、休日などに焦点を当ててみます。
1、調剤薬局の場合
・勤務時間
9:00~18:00または19:00までのところが多い。
中には20:00までのところもある。
併設された診療所の診療時間により、残業になる場合もある。
・休日
平日1日+日、祝で週休2日のところが多い。
土曜日は出勤もしくは午後休診のところが比較的多い。
2、病院の場合
・勤務時間
8:00または8:30~17:00または17:30までのところが多い。
朝が早い分、終業時間も早い。
・休日
平日1日+日、祝日で週休2日のところが多く、
土曜日休みのところはほとんどない。
3、企業(製薬会社など)
・勤務時間
8:30~17:00のところが多い。残業はほとんどない。
・休日
土日祝が休日のところが多い。
このことから、土日休みやプライベートな時間を重視できるのは、企業ということになります。
「企業での仕事内容は?」
製薬会社など、薬品を扱う場所では1拠点に付き1人の管理薬剤師の常駐が必須となっており、「管理薬剤師」として働くことになります。
主な仕事は薬品の管理で、薬剤師の資格さえあれば誰でもできる仕事です。
勤務先と仕事内容を見てみましょう。
1、「製薬会社の本社・支社」
薬剤の在庫管理、DI業務(医薬品情報管理業務)、医師や看護師からの問い合わせの対応業務が中心。
本社では、MRの教育担当を任されることもある。
2、「工場」
医薬品の品質管理や、分析業務などを行う。
3、「倉庫」
医薬品を保管する倉庫で薬剤の管理業務を行う。
いずれの場合もデスクワークが中心となります。
「収入はキープできるの?」
自分の時間が増える分、収入が減ってしまうのではないか?と心配になるかもしれません。
でも、企業で管理薬剤師として働くことができれば、安定した収入を得ながら
プライベートを充実させることが可能になります。
企業の管理薬剤師の年収は、大体350~600万円ぐらいに設定されているところが多く、
調剤薬局や病院の年収と比べても、それほどの大差はありません。
調剤薬局や病院は、土曜日が休めないことが多い上に1日の勤務時間も長く
プライベートな時間の確保は難しそうですが、
企業であれば土日祝休みが基本であることに加え、終業時間も早めなので、
プライベートな時間を多く持つことができます。
「企業の求人は転職サイトで見つけよう」
企業の管理薬剤師は、安定した収入を得ながらプライベートを重視して働きたい人にピッタリです。
しかし、条件が良いうえに、1施設当たり1人の採用ということで求人数も少なく
自分の力で見つけだすのは至難の業です。
そこで、頼りになるのが「転職サイト」です。
転職サイトに登録すれば、サイトの求人情報はもちろん、
非公開求人の情報も見ることができます。
また、担当者に「企業で働きたい」「年収は最低○○万円ぐらいは欲しい」などと希望条件を話しておけば、
条件に合う求人があった場合に紹介してもらうこともできます。
求人数が少なく人気もある業種の場合、自分だけでの求職活動には限界があるので、
転職サイトを有効に活用して、希望のライフスタイルを叶えましょう。