ドラッグストア勤務でわかった高齢化と地域貢献
- 2016年06月27日
- 体験談

薬剤師に復帰した、埼玉県の30才代の女性です。子供が生まれて、それまで勤めていた調剤薬局を退職しました。子育てにしばらくは専念したかったからです。で、子供がある程度、手が離れるようになったら復帰しようと思っていたんです。子供も保育園に入りましたので、また、薬剤師のお仕事を始めたいと思っていたんです。
「薬剤師」という資格の強さ
やはり「薬剤師」の資格は強いですね。父の勧めで、薬剤師の資格を取得したのですが、本当に感謝しています。以前は個人病院に隣接している調剤薬局で正職員としてお勤めしていました。今回は、家からも近いドラッグストアの薬局にパートさんとしてお勤めしています。子供も、まだ小さいですし、フルタイムでのお仕事は大変ですから、パートタイムのお仕事にしたのです。
ドラッグストア勤務からわかる高齢化社会の現状
ドラッグストアでのお仕事は、薬剤師としてのお仕事ですから、内容は依然と同じです。ただ、手の空いているときには、ドラッグストアのお仕事もお手伝いしています。同年代の女性も多いです。家にいる時間が長かったので、とても楽しくお仕事しています。
忙しいですけど、ハツラツとできて楽しいです。最近は、「高齢化社会」です。高齢の方のお客様が、やっぱり多いですね。症状を伺いながら、お薬の使用方法などを説明するんですが、耳の不自由な方もいらっしゃいますし、大変なこともあるんですよ。
地域の人のふれあいが仕事のやりがいに
薬剤師としてのやりがいは、今お話ししたように、高齢の方のお世話をしていると思うと、父や母と重なる部分があります。両親とも元気でいるのですが、患者さんたちも、今以上に少しでも元気にしてあげたいという気持ちになるんです。
この頃では、お馴染みさんと言うか、定期的にお薬をお世話しているおじいちゃん、おばあちゃんも増えてきました。そういう方がみえた時には、お薬の説明の後に、世間話をして笑いあったりしています。こういうことも、薬剤師と言う立場だからできることなのかしらと思います。逆に、しばらくお店に見えないようなときには、「どうかされたのかしら」と心配になってしまうことも有ります。
薬剤師から始まる地域貢献
地域の皆様に貢献で、私は、こういう今の立場をうれしく思っています。街のドラッグストアで、地域の高齢者さんと触れ合いながら、少しでも健康でいることに貢献できたなら、薬剤師としても幸せだと感じています。子供が小さいので、パートタイムの勤務ではありますが、お店にいる時間は、地域のおじいちゃん、おばあちゃんのお世話をしてあげたいと思いながら頑張っています。